設計・施工・測定管理
医療施設における電波・磁場・遮音
MRIなどの高度な医療機器が正確に機能するためには、外部からの電波や磁場、音の影響を遮断し、内部からの音漏れも抑える必要があります。これらの影響を放置すると、画像診断の精度低下や機器の誤作動につながる恐れがあるため、確実な対策が欠かせません。弊社では、病院や検査施設において、これらの遮蔽・遮音性能が十分に確保されているかを見極め、最適な設計～丁寧な施工～確実な測定管理を一貫して行っています。
電波シールドルーム・電波暗室
精密機器や通信機器の性能評価・開発において、外部からの電波干渉を遮断したり、内部の電波漏れを防ぐことは極めて重要です。弊社では、外部電波の影響を遮る「電波シールドルーム」や機器から発生する微細な電波を正確に測定する「電波暗室」の設計・施工・測定管理を一貫して行っています。設計段階から用途に応じた仕様を検討し、独自の技術による特殊扉を活用することで安定した測定環境の実現が可能に。研究開発や製品評価の信頼性向上に貢献しています。
防音室・無響室
弊社では、お客様の目的や用途、設置スペースに応じた防音室・無響室の設計・施工・測定管理を一貫して対応しています。事前のヒアリングを重視し、現場に足を運んだうえで環境を徹底的に分析。長年の経験と技術に基づき、騒音源の特定から最適な遮音・吸音設計を行います。空調設備の動作音や自由音場の成立条件など、細かなご要望にも柔軟に対応し、精度の高い静音・無響環境を提供いたします。
マイクロ波加熱
マイクロ波加熱技術の応用と活用
電子レンジと同様の原理であるマイクロ波加熱を応用し、さまざまな環境・リサイクル分野に貢献しています。冬季の道路や歩道の雪を効率的に溶かす「マイクロ波加熱融雪システム」や、生ごみに菌を投入し加熱によって繁殖させ、短期間で堆肥化する技術などを展開。燃焼を伴わずに熱を生み出せるため、環境負荷が少なく、効率的な処理が可能です。持続可能な未来に向けた、新しいエネルギー活用を支えています。
漆塗り
漆塗りと現代技術の融合
日本の伝統工芸である漆塗りと現代技術を融合させた製品づくりに取り組んでいます。古民家から出た箪笥や家具を再生し、漆を塗って新たな価値を創出。さらに、漆の抗菌性を活かし、エレベーターのボタンや手すりなど衛生面が求められる場所にも活用。伝統美と実用性を備えた漆の新しい可能性を広げています。
